3Dフェイススキャン　ー顔の立体形状を“見える化”するー Topics

オルチェでは、3次元画像解析に対応したフェイススキャナーを活用し、
顔の形状変化や表情の微細な変位を立体的に計測・解析する技術を提供しています。

※下の動画では、オルチェの3Dフェイススキャナーで撮影した顔画像が、360度回転する様子をご覧いただけます。
撮影されたデータをもとに、顔全体が立体的に再構成されており、輪郭の起伏や顔の立体構造が、見る角度によってどのように見えるかを直感的にご確認いただけます。
※音声はありませんので、オフィスでも安心して再生いただけます。


表面上の変化だけでなく、時間経過や施策介入による“内面的な表情変化”を定量的に捉えることが可能です。


■ 計測機材と環境
3Dフェイススキャナーを用いた計測は、下記のような専用ブース環境で実施しています。

・黒カーテンで仕切られた遮光ブース内で撮影
・環境光は100ルクス以下に制御し、反射やノイズを最小限に抑制
・被験者の身長に応じてカメラの画角高さを自動調整できる昇降式デスクを活用

機材自体は、複数カメラで同時に約380万点の特徴点を取得する高精細な3Dスキャナーを使用しています。
撮影時は被験者が機器の画面に顔を合わせるだけで、顔全体の3D点群データが瞬時に取得可能です。



■ 取得できるデータと解析の特徴
取得された顔の点群データを用いて、以下のような定量評価が可能です。

・顔全体の立体変化の可視化（高さ・広がり・位置変化など）
・頬や口角の“持ち上がり具合”をスコア化
　※特定部位（例：頬上部）の座標変化を時間比較し、施策や時間経過による影響を定量的に算出します。
・時系列解析による変化量の可視化
　※1回限りでなく、複数タイミングでの撮影により、変化の推移や傾向を明らかにすることも可能です。


■ 活用例・応用可能性
・ 美容・パーソナルケアにおける製品使用前後の変化検証
・加齢に伴う変化のモニタリングや予防介入効果の評価
・非言語的表情の変化に関する心理的・社会的研究への応用



見た目の変化を、科学的に・定量的に・説得力ある形で伝えるために。
オルチェの顔3D計測技術は、研究・商品開発・マーケティングなど多様な現場で活用されています。

詳細なデモや解析例をご覧になりたい方は、ぜひお問い合わせください。