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当社代表である上田が所属する研究室の食のクロスモーダル研究がNHK総合テレビにて紹介されましたので、その内容をここでお知らせします。
当プロジェクトが取り組むのは、クロスモーダル効果を用いた減塩研究です。具体的には、食品の見た目を変えることで塩味の認知を変化させ、減塩につなげるという取り組みです。この試みは、拡張現実感技術を用いて定量的に検証を行いました。
研究では、ポテトチップスを食品刺激とし、視覚情報の操作として塩のテクスチャ画像を食品にマッピングする/しない、さらに塩の瓶を置く/置かないという4条件を設定しました。参加者には喫食前後で塩味の強さを評価してもらいました。
その結果、塩のテクスチャ画像をマッピングすることで、参加者は塩味をより強く感じることがわかりました。また、塩の瓶を置くことでその効果がさらに強調されました。これらの結果は、視覚情報を拡張現実感技術を用いて変調することで、減塩化が可能であることを示唆しています。
この研究結果は、健康志向の高まりとともに重要性が増している減塩への取り組みに対し、新たな解決策を提示するものです。当社はこれらの研究成果を活用し、人々の健康や生活の質向上に貢献する製品開発を続けてまいります。
NHK総合テレビで当社の研究が取り上げられたことは、その取り組みが社会的に評価され、多くの人々に理解と関心を持っていただけることを示しています。引き続き、より良い社会を創造するための技術開発に注力してまいります。今後とも当社へのご支援とご期待を賜りますようお願い申し上げます。