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【研究発表】可視光顔画像から微小な汗粒を捉える画像解析技術を日本産業衛生学会 温熱環境研究会で発表しました

2026年9月16日

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株式会社オルチェ人間情報技研は、ポーラ化成工業株式会社との研究において、一般的な可視光カメラで撮影した顔画像から、発汗に伴って顔表面に現れる微小な液滴様領域を非接触で検出する画像解析技術を開発しました。
本研究成果を、2026年9月6日に開催された「2026年度第2回 日本産業衛生学会 温熱環境研究会」にて発表しました。

 

研究概要

発汗は、暑熱環境下における体温調節機能を反映する重要な生体反応です。一方、従来の発汗量測定には皮膚への接触や機器の装着を必要とするものが多く、労働・運動などの実環境で継続的に測るには課題があります。
本研究では、可視光顔画像から微小な液滴様領域を一粒ずつ検出し、その数や顔に対する被覆面積を算出する画像解析技術を開発しました。
建設・製造現場で取得した顔画像を用いてヒトの目視評価との一致性を検証した結果、画像ごとの液滴数には高い相関(Spearman ρ=0.83)が認められ、顔画像から汗粒の多寡を捉えられる可能性が示されました。

 

暑熱環境下での応用可能性

さらに、35℃・40%RHの暑熱環境下で温熱負荷を加える探索的なヒト試験を実施しました。
顔画像から検出した微小液滴様領域の被覆率と、発汗計で測定した発汗量を時系列で比較したところ、熱負荷に伴って両者が同じ方向に推移することを確認しました。
現段階では予備検証であり、さらなる検証が必要ですが、将来的には労働・スポーツなどの現場において、カメラ映像から簡便・非接触に発汗状態を捉える技術への展開を目指します。

 

「熱中症研究スタジオ」で、暑熱環境下のヒト研究をさらに推進

オルチェでは、暑熱環境下でのヒト研究に特化した「熱中症研究スタジオ」を整備しています。
暑熱環境を再現しながら、体温・発汗・心拍・皮膚温などの生体反応と、顔画像・行動データなどを組み合わせて取得・解析できる研究環境を構築します。
今回の発汗画像解析技術をはじめ、暑熱環境下で生じる人の変化を多角的に捉える研究・技術開発を進め、熱中症対策、暑熱対策製品、飲料、衣服、労働・スポーツ環境など、幅広い研究開発への活用を目指してまいります。

 

学会発表概要

【演題】
発汗評価を目的とした可視光顔画像による微小液滴様領域検出技術の開発

【発表者】
〇池島 俊季(ポーラ化成工業株式会社)
木内 悠人(ポーラ化成工業株式会社)
上田 純也(株式会社オルチェ人間情報技研)

【研究会】
2026年度第2回 日本産業衛生学会 温熱環境研究会

【開催日】
2026年9月6日(日)

【会場】
日本橋ライフサイエンスハブ B会議室(東京都中央区)/オンライン